リミット - 野沢尚

連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。婦人警官でなく、一人の母親として事件の当事者となってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに…。驚愕の展開、そして誰も予想だにし…

脳男 − 首藤瓜於

読んでないと思ってたが実は読んだことありました。2ページ目くらいで気づいた。やっぱ疲れてんだわ。

神のふたつの貌 - 貫井徳郎

―神の声が聞きたい。牧師の息子に生まれ、一途に神の存在を求める少年・早乙女。彼が歩む神へと到る道は、同時におのれの手を血に染める殺人者への道だった。三幕の殺人劇の結末で明かされる驚愕の真相とは?巧緻な仕掛けを駆使し、“神の沈黙”という壮大なテ…

彼女は存在しない - 浦賀和宏

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。同じ頃妹の度重なる異常行動を目撃し、多重人格の疑いを強めていた根本。次々と発生する凄惨な事件が香奈子と根本を結びつけていく。その…

群青の夜の羽毛布 - 山本文緒

家族っていったい何でしょうね?たまたま血が繋がっているだけで、どうしていっしょに暮らしているんでしょう。―丘の上の一軒家に住む女三人。家族とも他人ともうまく関係を結べずに大人になった長女と、その恋人をめぐって、母娘の憎悪、心の奥底に潜めた暗…

終戦のローレライ − 福井晴敏

数々の文学賞を受賞し話題となった、前作『亡国のイージス』から3年。再び大海原を舞台とした骨太な海洋冒険小説が誕生した。本文は2段組、上下巻あわせて1000ページを超える大作である。 第2次大戦末期、主人公の海軍新兵・折笠征人は、未だ知らされぬ任務…

芥川賞に阿部和重、直木賞に角田光代の両氏

http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20050114bk01.htm↑おめでとうございます。「対岸の彼女」は読もうと思います。直木賞にはまだ読んでない福井晴敏の「6ステイン」も入ってて、受賞したらネタバレがあちこちで起こると心配していましたが正直ホッとしまし…

暗闇の中で子供 − 舞城王太郎

突然リアリティがなくなるのでピントを合わせるのが難しい。要は内面のゴニョゴニョしたアレを描きたいだけで事実関係はどうでもいいんだと思った。 満足度:★★☆☆☆

砦なき者 − 野沢尚

面白かったかもしれない。「破線のマリス」と同じくマスコミに関わる悪意をテーマにした快作。以上です。 満足度:★★★★☆

魔笛 - 野沢尚

人間心理の深奥に迫る野沢ミステリーの白眉 白昼の渋谷を襲った無差別爆弾テロ!爆風を背に立ち去ったのは、公安が過激な教団に送り込んでいた女だった。何が彼女を変えたのか? 白昼、渋谷のスクランブル交差点で爆弾テロ!2千個の鋼鉄球が一瞬のうちに多く…

天国の本屋―うつしいろのゆめ

なぜだろうかあまり楽しめなかった。もしかしたら挿絵のせいかもしれない。1作目の焼き直しを見ているようだった。 満足度:★★☆☆☆

龍時03-04 − 野沢尚

読了。一冊丸ごとアテネオリンピックだった。きっと5年後この本を読んだら今ほどには楽しめないんだろうな〜。実名の人沢山出てるしタイムリーなだけに感情移入しやすいんだろうね。ミステリー読まなくなってるな。次は「深紅」かな。 満足度:★★★★☆

真夜中の五分前 five minutes to tomorrow − 本多孝好

新作出ていたので買ってしまったよ2冊まとめて。単行本(ハードカバー)でも躊躇しないあたりが金銭感覚の狂いを感じさせます。 著者からのコメント 前作『FINE DAYS』から、一年七ヶ月ぶりの単行本となりました。今回は、長編の恋愛小説です。内容に関して…

煙か土か食い物 − 舞城王太郎

腕利きの救命外科医・奈津川四郎が故郷・福井の地に降り立った瞬間、血と暴力の神話が渦巻く凄絶な血族物語が幕を開ける。前人未到のミステリーノワールを圧倒的文圧で描ききった新世紀初のメフィスト賞/第19回受賞作。 ミシェル・ガン・エレェファントの歌…

龍時 02-03 − 野沢尚

スペインに渡った無名の高校生リュウジ。セビリアに舞台を移し、レアル・マドリー、そして世界で最も危険なダービーマッチに挑む。本格サッカー小説第2弾。『別冊文芸春秋』連載。 文庫化を待てずに買ってしまった。スペインサッカーを掻き回すリュウジを見…

天国の本屋

さとしはアロハシャツの不思議なおっさんに誘われ、突然天国の本屋でアルバイトをすることになった。この店の売り物の、朗読サービスを受け持つことになったさとし。そして緑色の目を持つ少女ユイに恋心を抱く…。でも、ユイの心は、この世でできた大きな傷に…

リアル鬼ごっこ - 山田悠介

ホントに20万部売れたんですか!?「Aコース」を読んだ*1時AMAZONのレビューで「リアル鬼ごっこ」は面白かったとの意見多数だったので買ってしまった。「リアル鬼ごっこ」のレビューも見とけばよかった。主人公が皆殺しにされる佐藤さんの一人である、という…

龍時 01-02 - 野沢尚

野沢氏はこんな引出しも持っていたのかと唸らせられる作品。息遣いが聞こえるかのようなプレー表現は見事。続編の文庫化が待てンぞ。 満足度:★★★★★ Jリーガーの間でも話題沸騰!! 本格サッカー小説第一弾 スペインとの親善試合で世界の壁を感じた無名の高…

Aコース − 山田悠介

炎の病院でバトルロワイアル! まんまでした。すぐ読めた。もっと内容膨らませば面白かったかも。 満足度:★☆☆☆☆

麦の海に沈む果実 − 恩田陸

三月以外にやってくる転入生は、学園を破滅に導くだろう。 湿原に囲まれた全寮制学園。謎の失踪をとげる生徒たち。奇妙な学校行事と、図書館にあったはずの謎の本。──夜と昼をあやつり師が築く影絵のごとき大伽藍。 ハリー・ポッターのように超ファンタジー…

Y − 佐藤正午

この際先週読んだ本を書き並べます。 ある晩かかってきた一本の奇妙な電話。北川健と名乗るその男は、かつて私=秋間文夫の親友だったというが、私には全く覚えがなかった。それから数日後、その男の秘書を通じて、貸金庫に預けられていた一枚のフロッピー・…

反乱のボヤージュ − 野沢尚

先週はある程度時間があったので何冊か本を読むことができた。この本は小生が病床に臥せる本日一気に読んだ。 普段ミステリーしか読まないので野沢尚を知ったのも江戸川乱歩賞受賞作の「破線のマリス」だった。「砦なき者」もだが放送業界関係者*1ならではの…