魔笛 - 野沢尚

魔笛 (講談社文庫)

人間心理の深奥に迫る野沢ミステリーの白眉
白昼の渋谷を襲った無差別爆弾テロ!爆風を背に立ち去ったのは、公安が過激な教団に送り込んでいた女だった。何が彼女を変えたのか?
白昼、渋谷のスクランブル交差点で爆弾テロ!2千個の鋼鉄球が一瞬のうちに多くの人生を奪った。新興宗教の教祖に死刑判決が下された直後だった。妻が獄中にいる複雑な事情を抱えた刑事鳴尾良輔(なるおりょうすけ)は実行犯の照屋礼子(てるやれいこ)を突きとめるが、彼女はかつて公安が教団に送り込んだ人物だった。迫真の野沢サスペンス。

読み始めてからかなり時間がかかっちまったい。まずまずでした。「砦なき者」を読み始めているけどそっちのが面白いかも。冒頭の渋谷テロあたりは臨場感あったけど後半ちょっと雑な気がした。
満足度:★★★☆☆