群青の夜の羽毛布 - 山本文緒

群青の夜の羽毛布 (幻冬舎文庫)

家族っていったい何でしょうね?たまたま血が繋がっているだけで、どうしていっしょに暮らしているんでしょう。―丘の上の一軒家に住む女三人。家族とも他人ともうまく関係を結べずに大人になった長女と、その恋人をめぐって、母娘の憎悪、心の奥底に潜めた暗闇が浮かびあがる…。恋愛の先にある幸福を模索した、ミステリアス長編小説。

その気になれば一日に一冊くらい読めるもんだ。「終戦のローレライ」が重たすぎたからかもしれないが・・・。
読了して感じたこと。恋愛関係は恐ろしい。リアルです。さらに主人公の恋人の男の心理描写も見事!人間の感情を見事に描ききった良作ですな。恋愛小説はあまり読まないけどこんな作品ならまた読みたい。
満足度:★★★★☆