透明人間―UBIQUITY − 浦賀和宏

透明人間―UBIQUITY (講談社ノベルス)

超才・浦賀にしか、この不可能犯罪は書き得ない。
過去と現在、二つの事件を安藤直樹が解く!?

孤独に絶望し、自殺未遂を繰り返していた理美に、10年前に不審死を遂げた父の秘密が明かされる!?
自宅地下に隠されていた広大な研究所。遺された実験データの探索中に起こる連続密室殺人。
閉じこめられた飯島と理美。亡き父の研究とは?透明人間以外にこの犯行は可能なのか!?

名探偵がしたり顔で謎解きする展開は正直好きではない。透明人間が主人公の妄想ではないかと思わせつつも、やっぱ居るんじゃない?と思わせるストーリーに好感。理詰めはつまんないもんね。ただ階段が動くとかその辺のトリック話はどうでもよかった。

満足度:★★★☆☆