99%の誘拐 − 岡嶋二人

99%の誘拐 (講談社文庫)

昭和51年、カメラ、OA機器メーカー・リカードの開発事業部長・生駒洋一郎が、43年に起きた息子慎吾の誘拐事件の手記を残して病死した。昭和63年、リカードの武藤社長の孫・葛原兼介が誘拐された。しかも、パソコン通信を使って。犯人からの要求は、10億円のダイヤの原石。そして、運搬役に指定されたのは、リカードに入社していた生駒慎吾だったのだ。吉川英治文学新人賞受賞の傑作推理。

ハイテクすぎてちょっと現実感がなかった。犯人の視点も面白い。

満足度:★★★☆☆