記憶の果て − 浦賀和宏

記憶の果て (講談社文庫)

親父が死んだ。自殺だった。俺は安藤直樹。親父が残したパソコンのなかにいるのは裕子。いや違う、あれは単なるプログラムにすぎない。でもプログラムに意識が宿ったのならば……。いったい彼女は何者なんだ!徹底した方法意識に貫かれたテクストが読者を挑発する、第5回メフィスト賞に輝くデビュー作。

謎解きの要素なし。あの謎の答えは?と思いたくなる謎を残して唐突に物語は終わる。

満足度:★★☆☆☆