ファントムの夜明け − 浦賀和宏

ファントムの夜明け (幻冬舎文庫)

幼い頃に妹を亡くした心の傷を抱える真美は、一年前に別れた恋人が失踪したことを知る。それを契機に真美の眠る能力が目覚め始め……。哀しくも衝撃的な結末が待つ恋愛ミステリの決定版。

「彼女は存在しない」の時も思ったが、この作者はうまい。特異な精神状態をリアルに表現している。さらに最後にあっと言わせる筋書きはなかなかのもんだ。もっと売れてもいいはず。
満足度:★★★★☆