2005-06-15 ファントムの夜明け − 浦賀和宏 書 幼い頃に妹を亡くした心の傷を抱える真美は、一年前に別れた恋人が失踪したことを知る。それを契機に真美の眠る能力が目覚め始め……。哀しくも衝撃的な結末が待つ恋愛ミステリの決定版。 「彼女は存在しない」の時も思ったが、この作者はうまい。特異な精神状態をリアルに表現している。さらに最後にあっと言わせる筋書きはなかなかのもんだ。もっと売れてもいいはず。 満足度:★★★★☆