さまよう刃 − 東野圭吾

さまよう刃

蹂躙され殺された娘の復讐のため、父は犯人の一人を殺害し逃亡する。「遺族による復讐殺人」としてマスコミも大きく取り上げる。遺族に裁く権利はあるのか? 社会、マスコミそして警察まで巻き込んだ人々の心を揺さぶる復讐行の結末は!?

半年ほど本棚に眠っていましたが「容疑者Xの献身」ついでに読みました。東野先生、脚本家になれるんじゃないかと思うほどに映像がバンバン浮かんできました。ミステリっぽくなくてラストだけに焦点が絞り込まれていくので賛否両論出る作品じゃないかと思います。私は刑事の葛藤あたりからこんな結末になりそうな気がしてましたが、それでも楽しめました。


満足度:★★★☆☆