数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ
天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか
東野歴(?)が長いせいか仕掛けは自然に分かるようになるもんです。文中に出てくる「人に解けない問題を作るのと、その問題を解くのではどちらが難しいか」。もちろん作るほうが難しい!出題者に対しては敬意を払っていますよ。しかし私には出題傾向が完全にインプットされていますからね。今回は「湯川が疑うようになったきっかけ」だけがずっと謎でした。ご馳走様でした。
満足度:★★★★☆