幻夜 − 東野圭吾

幻夜

1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。狂騒の中、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。あの『白夜行』の衝撃が蘇る!

テーマは「白夜行」におなじ。だが刑事ではなく男の視点で描かれている。女の素性は出さないことで魔性が保たれている。東野節健在。秘密種がほとんど無いのが寂しいが。逆に「白夜行」を読まないとほとんど楽しめないかもしれない。
満足度:★★★☆☆