夜の果てまで − 盛田隆二

夜の果てまで (角川文庫)

切なくて、苦しくて、でも懐かしい。誰もがここに描かれた恋愛に身に覚えがある−−。佐藤正午氏絶賛。(『湾岸ラプソディ』を改題)

二年前の秋からつきあっていた女の子から突然の別れ話をされた春、俊介は偶然暖簾をくぐったラーメン屋で、ひそかに「Mさん」と呼んでいる彼女と遭遇した。彼女は、俊介がバイトをしている北大近くのコンビニに、いつも土曜日の夜十一時過ぎにやってきては、必ずチョコレートの「M&M」をひとつだけ万引きしていくのだった…。彼女の名前は涌井裕里子。俊介より一回りも年上だった―。ただひたむきに互いの人生に向き合う二人を描いた、感動の恋愛小説。著者会心の最高傑作。

ミステリーばっかり読んでると話の中に伏線を見出そうとする癖がついてしまう。北海道と東京の海のそばの暮らしは自分にはぴんとこなくて淡々と最後まで読んでしまった。夜の果てまで。決してつまらないわけではないのだけれど。
満足度:★★☆☆☆