ハサミ男 − 殊能将之

ハサミ男 (講談社文庫)

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

これを読みたかった。やはりというか小説ならではの惑わし方でした。こんなのありえねーって思う人もいるかもしれないが、発想が良かった。個人的には物理的な仕掛けが何一つないことが良かった。映画化されて公開されているみたいだが、映像化できるのかね。面白いものができるか疑問だ。
満足度:★★★★☆